克のうぐいす日記(最終回) 2002.2.26

今、実家で寝起きしてます。

今日は昼の12時に携帯の目覚ましをかけていたので、11時55分頃に起きることができました。
目覚ましかけるとその前に起きるのなんて人間の構造上しょうがないことですよね。
ビビリとかそういうのは関係ありません。まったく。

用意された(←ここがスゴイ)朝ご飯を食べ、しばらくくつろいでいるとなにやら母が騒ぎ出したのです。
それも小声で。
なんでも隣の家の庭にうぐいすがいるんだとか。
耳をすますと確かに聞こえました。


「ホー ほぴょぴょ」


静かな住宅街の小さな庭です。
まだ上手に鳴けないうぐいすが頑張って練習していました。


「ホー ほぴょぴょん」


うぐいすの色ってのは、いわゆる『鴬色』とはちょっと違って、それよりももっとくすんで汚い色です。
うーん、汚いってのはけなしてるんじゃないんだけどね。

体がふっくら膨らんで、とてもかわいらしい姿でした。
彼(彼女?)が上手に鳴けるようになる頃には今よりもっと暖かくなっているのだろうな。


















いや、俺はそんなことが書きたかったんじゃない・・・。

もはや20歳になり、精神的にも肉体的にも幼い頃より強くなった俺・・・。
ここ数年怖い思いなんてしたことはないし、怖いものと言われても想像がつかなかった。
心臓が高鳴ったことすらほとんど無いのではないか。

いつものようにパソコンを立ち上げると、たまに出てくるエラーメッセージが。

「例外が発生したため・・・どうのこうの」
「何かキーを押すか再起動するか・・・どうのこうの」

真っ青な画面でそう俺に訴えてくるので仕方なくスペースキーをパチンと叩く。


「
  loadqm エラー
                                             [閉じる]
  このプログラムは不正な処理を行った
  ため強制終了されます。                     [詳細>>]

」

なんだこれ・・・。
まいいや。とりあえず『閉じる』をクリック。

「このプログラムは不正な処理を行ったため強制終了されます。」

え・・・?

『閉じる』
「このプログラムは不正な処理を行ったため強制終了されます。」

このまま閉じないでおくのが正しい処理だというのかい・・・
そんなばかな・・・。

『閉じる』
「このプログラムは不正な処理を行ったため強制終了されます。」
『閉じる』
「このプログラムは不正な処理を行ったため強制終了されます。」
『閉じる』
「このプログラムは不正な処理を行ったため強制終了されます。」


・・・そうです。このときです。
心臓が高鳴り、忘れていた感情である「恐怖」を味わったのは!!

パソコンに詳しい方は馬鹿馬鹿しいと思われるかもしれません。
実際ぜんぜん大丈夫でした。
でもね、計算が苦手でメカに弱い情報科の学生にとってはとてもとても恐ろしいことなのだよ。

まぁ助かったからいいけどね・・・。
メカに弱いっていってもパソコン普通に使えるしね。
他の人よりは全然強いしね。

だから誰か録画予約のしかた教えてください。