克のたてかける日記(最終回) 2006.10.21

そこはとても不思議なところだった。

水溜りは空へ水滴を落とし、影は光の方へ伸び、 シロガネーゼは給食を食べ、
リスはバファリンを飲み、バファリンにやさしさなどなかった。

でもほんとはそんな不思議なことなど何もなかったので、
いつものようにタロスケはタスケテーと叫びながら学校へ行きました。

そんなタロスケをいつも影から見つめていたのがおばあちゃんだった頃のミヨコです。
ミヨコは誰にもみつからないようにつまようじを落としながら歩いていたのですが
森に迷い込んでしまいました。
その森は別名悪魔の森と呼ばれていましたが、それを言い出したのはミヨコなので全然怖くありません。

そんなわけで高校時代の友人であるのりぴーの結婚式の二次会の乾杯の挨拶で

「中国の古いことわざに『プサン港へ帰れ』というのがありますが、のりぴーはいつも俺らの中心にいました。」

と言ってきました。
うけるでもすべるでもなくみんなポカーンとするだろうなぁと思っていたのですがたくさんの失笑をもらいました。
のりぴー夫妻だけでなく俺も幸せになれそうです。

くらえ!!!小麦粉パンチ!!!!!!!!!!!!