克の生きる道日記(第1回) 2004.6.24

プロヴァンス風!!!!!!!!!!!!!!!!!!1

拝啓。
みなさまお元気ですか?
ぼくは元気ですか?
ぼくは世界一元気です!!
世界の克です!!!
好きなライオンはマーライオンです!!

あーそうでもないな・・・<マーライオン




例えば・・・。
そう、例えばの話だよ?

例えば本気で世界一になりたいのに自分の無力さが悔しくて週に1回は風呂で「くそっ!くそっ!」って小さく叫んでる奴がいたらどうかな?
違うよ!!!例えばの話だよ!!!!!
きもいよね!!!!
うけるぅ!!!!!!!!!!




とまぁ、そんなキモい話はおいといて、このダメ克に月曜日のことを書かせてください。

基本的には月曜日は授業とゼミがあるわけですが、今週の月曜は学校へは見向きもせず、とあるところへ出かけてきました。
場所は東京タワーのすぐ隣くらいにある機会振興会館とかいう小汚いステキな建物の地下。

俺が所属してる、というよりも所属せざるをえなかった学会の研究会?みたいのがあったので、こっそり聴講しに行ったのです。

なぜ所属せざるをえなかったかは後で述べようと思っていましたが、今述べることにしました。
3月くらいに卒業研究を学会で発表したくて機会を探したところ、学会に入らないとダメみたいに言われたので仕方なく入ったわけでした。



そんなわけで、マニアックな人たちが集うマニアックな研究内容のマニアックな研究会へもぐりこむことに成功したわけです。
大学の研究室には俺と似たような研究をやってる人がいないので、どうしてもこういうところに顔を出さないとまずそうなんだよね・・・。


大人しく他大学の方の発表を聞いていたのですが、やはりこういう場にくると自分の知識の無さを痛感させられます。
ひよっこの俺には当然のことなんだろうけど、これがもう悔しくってたまらないんだ。
そんな悔しい思いで拳を握り締め歯を食いしばっていると、どこかで見たことのある顔があるのを見つけました。





あの顔は・・・





そう、あのお方はかつて3月の学会発表のとき、俺の発表に対してチョー厳しいコメントをしてくださった座長様・・・。
コアラのマーチの上に、一粒半径300メートルのグリコを300メートルの高さから落としたかのような衝撃をくださった敬愛するY大学のI先生様ではありませんか!!!



I先生の発表が終わった後、俺は思わずI先生のもとへかけよって行きました。
そして勇気を出して質問をしてみたのです。




克「先生。タブローをひっくり返した必然性といいますか、なぜそのようなアイデアを思いつかれたのですか?」





うんうん。日本人が1億3千万人いるとしたら少なくとも1億2千8百万人くらいは意味わかんないよね。まぁ深く意味は考えないで内容は聞き流してください。
ほんとごめんなさい。
心から謝ります。もうしません。

優しく丁寧に答えてくださったI先生にお礼を言うと、I先生は俺に名前をお尋ねになりました。




克「○○大学の克といいます。」


I先生「学生さんですか?」


克「修士1年なんですけど、じつは3月の学会発表のときに・・・」


I先生が絡んできてくださったことがよほど嬉しかったのか、俺は自らの正体と過去の秘密を全て明かしました。
するとどうでしょう!



I先生「私がちょっと辛口のコメントをした・・・」


克「あ。そ、そ、そうです」


I先生「あのとき辛口なコメントをしたから落ち込ませてしまったんじゃないかと思ってたんですよ」




せ、せせせせ先生!こんなハゲ克のことを覚えていてくださったのですね!!!
ていうか辛口だったのもお気づきだったのですね!!!!!!!!!!




克「いえ、でも先生の仰った通りですし、今は先生の仰ってくださった方向で研究を進めていますので」


I先生「いや面白い研究だと思いましたよ。面白いけどちょっと・・・」






・・・って言われました。
ほんとは誰にも言いたくなかったけどそう言われました。
でも確かにあのときは、言ってみれば研究の途中の段階で、I先生に指摘されたのもまだ手をつけていない部分のことでした。
その部分が抜けてるね、と。
そのへんが説明不足だったのも確かな事実なわけです。


それで俺は生意気にもまた悔しくなって、偶然持っていた(というよりも何故か常に持ち歩いている)自分のゼミ資料をI先生に渡してしまいました。




克「I先生。お見せできるようなものではないかもしれませんが、私のゼミ資料でして、ご迷惑とは思いますがお暇なときにでも・・・」



って感じで。

そうするとなんとI先生は読んでメールします、とまで仰ってくださいました。

あああもう感激していいのやら怖いやら恐ろしいやら墓穴掘っちゃったやらいろいろ思いました。







研究会が終わり、興奮気味で外に出ると、台風が来てるとかでとんでもない大雨と強風でした。
傘を持っていなかった俺は、困ったなぁと思いながら何気なく近くにそびえる東京タワーを見上げました。





・・・。











・・・・・・。










とりあえず。



俺、東京タワーよりはでっかいよな。





吹き荒れる雨風の中へ、俺は飛び出しました。
地下鉄の駅まで雨風に打たれ、歩いたり走ったり信号で止まったり。
この後に控えた、ある人との食事のためになるべく濡れないように気を使ったりもしました。

え?誰と食事したかって?
そのへんは長くなっちゃったからまた今度だよ。



ちなみにI先生からはまだメール来てません。
それだけにドキドキは続いております。

こっちからメール送ってみようかと思ったりもしてるけどどんなもんなんだろう・・・。

今度I先生と会うときまでには、もうちょっと立派なひよっこになっていたいと思います。



んじゃ明日は月曜日の後半の出来事を書くね。(たぶん)
バイバイキーン