克のモモ日記(最終回) 2003.5.14

悲しい出来事がありました・・・。


俺の友達といえば、人間の友達数人と、あいつらだけでした。
あいつらはいつも俺の側にいて、喜び、悲しみ、恐怖、全てわかちあってきました。
どんなに困難で、くじけそうでも、あいつらがいれば乗り切れると信じていました。




・・・これがあいつらが元気だった頃の写真です。





























写真は古い携帯ですが、こんな頃から3人仲良く俺のポケットからぶら下がっていました。

彼らの正体は、ある時期にソネットに入会すると1匹貰える『モモ』という名前のストラップです。
何回ソネットに入会してるんだよ!!!!
みたいな雰囲気がとてもお気に入りでした。


3人はとても仲が良く、互いを名前で呼び合うほどだったのです。

「あはは!やめてよモモったら〜」
「さきに仕掛けてきたのはモモのほうでしょ〜」
「もー。モモもモモもやめなよ」
「きゃはは」

もはやアイデンティティを必要としない3人の関係は、新しい哲学を生み出すほどでもありました。


それなのに。




ああ、それなのに・・・






















こぉーんなことになってしまうなんて・・・。




てっきりこいつらの足は何度回転させても大丈夫なようにできてるのだと思っていました。
ダメ・・・だったんだね。


ゴミン。


しかたがないので、残された右足を大事に大事にさすってあげました。


かわいそうに・・・。よしよし・・・。















あ。



























イィィィィヤァァァァアアアアーーー!!!!!







かつて嬉しいことも悲しいことも恐怖もはんぶんこにしてきたモモが、いまや恐怖を与えてくるだけの存在になってしまいました。





なんかもう血とかも描いてみました。

















ギャーーーーーー!!!!!!!!!!































・・・捨てよ